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空想ストーリー 「地獄の罪」 Part2 [空想ストーリー]

空想ストーリー 「地獄の罪」のPart2です。
今回も、画像は一切ありません。




初めての方はこちらから










レ「よーし・・・。」
レッドキングは、ウルトラマンの左腕を、手錠にかけた。
これで、ウルトラマンはこの場からもう逃げられなくなった・・・。
ウ「何で、右腕には手錠をかけないんだ?」
レ「フフフ、そこは俺の優しさだ。それに、俺がお前を絞めている間に、お前が俺の腕を掴んでいる方が、より苦しませているように見えるだろ・・・。」
ウ(う・・・、そんな理由で・・・。)
レ「さあて、そろそろ・・・。」
レッドキングの地獄の絞首刑が始まろうとしている・・・。
ウ(こ、これで終わってしまうのか・・・?)
レッドキングは、ウルトラマンの背後に回る・・・。
レ「何か思い残すことはないか?」
ウ「う・・・、そんな物はない・・・!」
レ「フフ、なるほど・・・。」
ウ「・・・・。」
レ(後で、ランスに何かおごってやんねーとな・・・。)
そして・・・、
レ「ウルトラマンよ・・・、地球に来て、怪獣たちを倒し、平和を守ろうと生まれてきたことを、後悔したと思え・・・!」
レッドキングの右腕が、ウルトラマンの首の前に・・・、

レ「死ねえぇ~!!」
ギギュウゥ!!
ウ「ううう・・・!」
ウルトラマンの首を絞め始めた、レッドキング。
まずは、右腕の力だけで、首を絞めている・・・。
ギュギュギュ・・・
ウ「うう・・・。」
ウルトラマンは首を絞められた瞬間に、反射的にレッドキングの右腕を掴んでいた・・・。
ウ(く、苦しい・・・。や、やめろ・・・。)
レ「ハハハ、もがき苦しめ!」
ムギュウゥ・・・
ウ「うあぁ・・・。」
呼吸が出来ずに苦しむウルトラマン・・・。
ギュギュウウゥ・・・
レ(ウフフ、おもしれぇ~・・・!)
ウ(ま、まだまだ・・・。)
ウルトラマンは、何とか手錠をかけられている左手も使ってレッドキングの腕を外そうと試みるが・・・、
カチャ・・・カチ・・・
ウ(ダ、ダメか・・・。)
手錠はしっかりとかけられており、外すことは出来なかった・・・。
ムギュウゥ・・・
レッドキングの太い腕は、ウルトラマンの右腕では抵抗できない。
レ「もうダメなのか・・・?」
ウ「ぶ・・・。」
と・・・、

ピコンピコンピコン・・・

ウルトラマンのカラータイマーが点滅を開始・・・。
ウルトラマンには、残されたエネルギーがもうほとんどない。
レ(さらに苦しめてやるか・・・。)
レッドキングはさらに左腕も使い、左手で右手を押し付けるように、右腕にさらに力を加えた。
ギュギュギュウ・・・!
ウ(あああ・・・、やめ・・・、て・・・。)
レ「ほら、俺の腕を動かしてみろよ!」
ギュウゥギュ・・・

ピコンピコンピコン・・・

数多くいる怪獣の中で、怪力ナンバー1といわれている、レッドキング・・・。
怪力を誇るその太い腕には、計り知れないほどの筋肉が備わっていて、尋常じゃないパワーを出す。

ウルトラマンは、その怪力の腕で、なされるがままに首を絞められている。
その苦しみは、未だかつて味わったことのないものだった・・・。
当然、レッドキングの腕は、ウルトラマンには自由に動かすことなど、出来ない・・・。

このままウルトラマンは、苦しみから解放されずに、息絶えてしまうのか・・・。

ピコンピコンピコン・・・

ウ(た、助けて・・・。)
意識がなくなりかけているウルトラマンは、何かの望みを託した・・・。
しかし、こんな地底の場に、誰も来るはずもない・・・。
ムギュギュギュウ・・・
レ(そろそろ、終わりが来たな・・・。)

ピコンピコンピコン・・・

ウ「ぁ・・・。」
ギュウギュウ・・・
レッドキングは、一切腕にかける力を緩めない・・・。
ウルトラマンを倒すという熱望は、誰よりも強い。
レ「お前の最期だ!」
ギュギュギュギュウ・・・!!
レッドキングは、これ以上ないパワーを、首を絞めている腕にかけた。

グキ・・・
ウルトラマンの首から、鈍い音が鳴った。
ウルトラマンの首の骨が、折れてしまったようだ・・・。
ウ「・・・・。」
瞬間、必死でレッドキングの腕を掴んでいた右腕を、だらんと下げてしまった・・・。

ピコンピコンピコン・・・

レ「ハハハ、もう反撃はできないようだな・・・!」
ウルトラマンの目の光も消えかかっていて、カラータイマーも今にも消えてしまう・・・。
ウルトラマンには、もう出せる力がなかった・・・。

ついに・・・、

ピコンピコンピコンピコ・・・・・

レ「おお・・・?」
ウ「・・・・。」
カラータイマーの点滅が止まってしまい、ウルトラマンの目の光も消えた・・・。
レ「よーし・・・。」
レッドキングはようやく、ウルトラマンの首を絞めるのをやめ、腕を放した。
実に、3分もの間、ウルトラマンの首を絞め続けていた・・・。
レ「どれどれ?」
レッドキングはウルトラマンの前に立ち・・・、
レ「ん~・・・?」
光の消えた胸のカラータイマーと、目を見つめる・・・。
レ「うん、完全に息絶えたな・・・。」
すると、
レ「おーい、ランス!手錠を外せ。」
ラ「はいはいはい。」
ランスは、手錠を外した。
ラ「よいしょっと・・・。」

バタリ
その瞬間に、ウルトラマンは力なくうつ伏せに倒れた・・・。
ウ「・・・・。」

ラ「やりましたね、レッドキングさん」
レ「うん、当然だ。こいつが俺の腕に勝てるわけがない。」
ラ「どうします?さらに追い討ちをかけて、カラータイマーを壊してやりますか・・・?」
レ「うーん、いや、やめとけ。あくまで俺の腕の力で倒したって事を証明したいんだ。」
ラ「ああ、なるほどなるほど・・・。」
レ「さ、あそこへ連れて行こう・・・。」
レッドキングは、ウルトラマンを持ち上げ、そのままその場を出た・・・。

レ「ここだな。」
ラ「何ですか、ここは?」
レ「ここは、《ウルトラマン収容墓場》だ。ウルトラマンをカプセル状に封じ込ませて、保存しておく・・・。」
ラ「へえ・・・。」
レ「ま、保存しとくだけで、何もしないけどな・・・。」
ラ「はは。」
レ「気が向いたら、なんかする。」
レッドキングは、ウルトラマンを台の上に寝かせ、そのまま展示物みたく覆い、ロックされた。
レ「これでオッケー。任務終了だ。」
ラ「お疲れ様っす。」
レ「さあ、ランス。今日はお礼に何かおごってやるよ。」
ラ「ええ、本当ですか!?ありがごうございます。」
レ「どうしたいか?」
ラ「ううん、そうだな~・・・。」
両者は、墓場の部屋を出た・・・。

地底施設に封印されてしまった、ウルトラマン・・・。
果たして、ウルトラマンがここから助け出される日は来るのであろうか・・・?



はい、これで終わりです。
画像が一切無いので、皆さんに私の思い描いている描写が伝わっているかは不安ですが・・・。

このシリーズは、本当にふっと思い浮かばないと出来そうにないので、
もしかしたら、これで終わっちゃうかもしれませんが、
まあ、期待しないで待っていてくださいw
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コメント 5

大地

レッドキング最高でした!俺は首しめフェチなのですが、ラゴンの首しめ画像ありませんか?
by 大地 (2010-02-07 10:51) 

sen

>>大地さん
初めまして、コメントありがとうございます。
私も首絞めフェチなんで、共感できるとこがありそうですねw

あ、ラゴンの首絞め画像は、以前に紹介したことがあるので、載せておきます。↓

http://soneblog-sen.blog.so-net.ne.jp/2009-04-06
by sen (2010-02-07 16:48) 

アルベルッヒ

はじめまして。 ウルトラマン可虐趣味の男です。
ウルトラマンの苦しむ呻き声はやはり「ううう・・・」ですよねー
この呻き声だけで。おかずになってしまいます。
写真もおおくて楽しい所ですね。またコメントさせていただきます。
by アルベルッヒ (2010-12-05 18:03) 

sen

>>アルベルッヒさん

コメントありがとうございます。
「ううう・・・。」は、適当に考えただけなんですけどね・・・w
これからもよろしくお願いします。
by sen (2010-12-07 22:08) 

アルべりッヒ

偶然だったんですかー!ご存知だったら失礼ですが、一峰大二作のウルトラマンでよく「ううう・・・」の呻きが出てきまして、この方の漫画ではとにかくウルトラマンがやられるんですよw殆どの怪獣に一回負けるしwww
個人的トラウマになっております。
by アルべりッヒ (2010-12-09 11:11) 

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